(深川探訪)深川江戸資料館〜割烹みや古
昨日に引き続き、深川ネタをもうひとつ。
先日、「深川江戸資料館」に行ってきました。
参考にしたのは、こちらのガイドブック。
このガイドブックは、エリア別にテーマがありますが、今回は「芭蕉の遺跡と古刹を訪ね庶民的な門前町へ」というプランで歩いてみました。正直、とても寒い日だったので大分端折ってしまいましたが。
まずは、冒頭の江戸深川資料館です。
深川江戸資料館 | 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団
「原寸大の街並みを再現した」というのがうたい文句です。火災が多かった江戸で、いつでも逃げ出せるように簡素に暮らしていたという庶民の暮らしぶりがよく分かります。
さらには、そのレプリカのひとつひとつに物語りがあり、説明ボランティアの方が分かりやすく解説してくれます。こちらの資料館では、よくある文章での説明書きというものがありません。それらをボランティアの方々の説明で補っているということでした。ボランティアの方々の適度な距離感が素晴らしかったです。
さらには、企画展として「杉浦日向子の視点〜江戸へようこそ」(2019年11月10日まで)が開催されていました。
久しぶりに杉浦日向子さんのお名前を聞きました。
杉浦作品の中では、北斎と娘のお栄を題材に描かれた漫画「百日紅」が大好きでした。以前、NHKで放送されていた「コメディーお江戸でござる」も最後の杉浦さんの解説を聞きたいがために見ていたものです。
そんな杉浦さんが若くして「隠居する」といわれて一線から引かれたのを私は言葉通り真に受けていました。平成17年にご病気で亡くなられたのを知ったのは随分後になってからのことでした。
話しが脱線しましたが、そんな思い出もあり興味深く時間を過ごしてまいりました。
また、館内では「時代小説と深川」というタイトルの資料があり、各作家別に作品マップが作られています。さすが深川ですね。
山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平に宮部みゆき。みんな好きな作家さんばかり。平岩弓枝さんや山本一力さんはまだ読んだことがないので、これからの楽しみにしたいと思います。
お昼はガイドブックに載っていた割烹みや古へ。定番の深川めしをいただいてきました。
歴史が刻まれている土地は歩いていても楽しいですね。
今回散策している途中で、偶然錣山部屋も発見しました。あとから調べてみたら、尾車部屋や大嶽部屋などの相撲部屋も近くにあるようです。思わずテンションが上がりました。
まだまだ深川の魅力は尽きないようです。
また、機会を作って訪れてみたいと思います。