(江戸さんぽ)愛宕神社、増上寺周辺を歩く
調子づいて、連日町歩きを続けています。
まずは、新橋駅からスタート。
休日の新橋はさすがに人もまばらです。
虎ノ門ヒルズを見上げながら歩いてくと左手に愛宕山が見えてきます。
🔳様々な歴史上の逸話を残す愛宕神社
せっかくなので、「出世の階段」と呼ばれる急階段を登ってみることにします。
思った以上の急勾配。
上からみると足がすくみます。
この場所は、勝海舟が西郷隆盛を連れて登り「この町を戦火で消失をさせてはならない。」と納得させ、無血開城へ貢献したといわれています。
今はビルに囲まれて昔の面影はありませんが、江戸時代は東京湾まで見渡すことができたそうです。愛宕山の標高は25.7メートル。それほど高い印象は受けませんが、当時の風景はどんなだったのでしょうね。
また、家康公が関ヶ原の戦いで必勝祈願したという逸話も残されています。
(3ヶ月程修復工事とのことでしたので、プラスチック柵が若干残念な感じです。)
手前にあるのは将軍梅。出世の階段の逸話の元となった梅の老木です。
桜田門外の変で井伊大老を殺害した水戸浪士たちが集合場所としたことでも知られています。
🔳愛宕神社から増上寺へ向かう(御成門と有章院霊廟惣門)
途中、ひっそりとあるのが御成門。
増上寺の裏門になり、将軍が参詣する際に通ったのでこう呼ばれるようです。もともとは御成門交差点にあったものが移されたとのこと。
今度は二天門が見えてきました。
7代将軍 家継の有章院霊廟の惣門になります。
塗り直されたばかりなのでしょうか。
華やかで美しい門です。
あちこちに葵の御紋があしらわれています。
🔳将軍家の菩提寺 三縁山増上寺
ようやく増上寺の正面まできました。
三門。
正面に大殿。
右手に安国殿。
安国殿の裏側には徳川家霊廟があります。
ちょうど年に一度公開されるという特別公開中のため入ってみました。
墓所の入り口には青銅製の鋳抜門(いぬきもん)があります。
ここにも葵の御紋が。立派な門です。
霊廟内の様子。
秀忠とお江の眠る宝塔。
もともと増上寺の敷地は、芝公園、東京プリンスホテルも含む地所だったといいます。ものすごい広大さですね。
🔳台徳院殿霊廟の惣門から芝東照宮へ
増上寺を出て芝東照宮に向かう途中、台徳院殿霊廟の惣門があらわれます。
となりの芝公園を抜けていくと、四大東照宮の一つといわれる芝東照宮が見えてきます。
境内には家光お手植えと伝わる大イチョウの木もあります。
朝からの小雨がやみ一気に晴れてきました。蒸し暑くて堪りませんのでお蕎麦屋さんに駆け込むことにします。
今日は三色そばと鴨焼きをいただきました。
変わり蕎麦は、更科、青柚子、唐辛子の三色。
夏のお蕎麦は涼しげでいいですね。
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🔳歌舞伎「め組の喧嘩」の舞台になった芝大神宮
元気を取り戻して、芝大神宮に向かいます。
だらだら祭というお祭りでも知られているようですね。
もう一つ有名なのが、こちらの力石。
祭礼で力比べに使われたそうです。
🔳ワールドトレードセンター展望台からの風景を楽しむ
最後に、夫のおススメでワールドトレードセンターの展望台に登ってみました。
40階にある展望台から街並みを見下ろすことができます。
先程の増上寺と東京タワーも見えます。
賑やかな土産物屋街だったという日陰町通りはこちらの方角でしょうか。
なんといっても、人が少なくゆっくり見られるのが魅力です。スカイツリーや東京タワーも素敵ですが、こちらもなかなかの穴場ではないでしょうか。
それにしても、この三連休はよく歩きました。日頃の運動不足もなんのそのです。楽しみがあれば動けるのですね。現金なものです。