(江戸東京さんぽ)御茶ノ水、神保町界隈を歩く
週末を含めた3日間は夫の夏休みでした。
せっかくのお休みでしたので、今回も懲りずに猛暑の中を出かけてまいりました。ますますブログタイトルから縁遠い暮らしぶりです。
初日は、御茶ノ水から神保町方面への散策予定です。
🔳御茶ノ水駅から神田明神に向かうまで
まずは、御茶ノ水駅を出て道向かいにある「お茶の水の碑」。交番脇にひっそりと佇んでいます。地名の由来を読んで散策スタートです。
今日は、湯島聖堂から神田明神へ抜けていこうと企画していましたが、湯島聖堂がまさかの夏季休業中。こういう場所で休暇があるとは知らなかった。残念‼︎
気を取り直して歩きはじめると、前方になにやら素敵なお店を発見しました。
芸艸堂
日本唯一の手木版和装本出版社 - 芸艸堂 unsodo.net
こじんまりとした店内に飾られている木版画の数々。特に加藤晃秀氏の作品が多く飾られていましたがどれも素敵。私的にはツボのど真ん中です。
加藤晃秀のことなら『木版画 版元芸艸堂 Woodblockprint』
散々悩みましたが、残念ながら夫と意見が分かれたため購入は見送りました。また次回、ゆっくり訪れたいと思います。
🔳神田明神と銭形平次
そして、神田明神へ到着。
江戸総鎮守とされる神田明神。
江戸三大祭りの一つが行われる場所でもあり、境内には神田祭の写真も展示されています。
華やかな隋神門。
拝殿。
また、拝殿脇には「銭形平次の碑」があります。
野村胡堂の「銭形平次捕物控」で、平次が明神下に住んでいたということに因んでいるようです。
土台に寛永通宝のデザインがあしらわれているのが楽しい。
🔳ビヤホール 「ランチョン」で至福の一杯
その後も散策を続けますが、行こうと思っていた明治大学博物館も行きたかったお蕎麦屋さんもみんな夏季休業中。ニコライ聖堂も時間外で閉ざされています。今日はなかなか思い通りに行きません。
外観だけパチリ。
それに加えての暑さ。仕方がないので昼からビヤホール ランチョンに飛び込みます。
「ランチョン」には、「ちょっと気取ったランチ」という意味があり、当時もっともハイカラ⁉︎だった芸大生がつけてくれたネーミングだそうです。
昔ながらの洋食屋さんといった雰囲気が落ち着きます。
お昼から乾杯!お休みの醍醐味です。
写真はランチメニューのステーキセット。
🔳神保町そぞろ歩き
さて、ほろ酔い気分になったところで神保町の散策開始です。
まずは、大型書店の三省堂をぐるぐる回遊します。
最近、本屋さんが減ってしまい、こうして気ままに歩いて楽しむ機会が減ってしまいました。自分では普段検索することもないような本にもアンテナが引っかかり、珍しい本を手にすることが出来る楽しさを久々に味わいます。
続いて古書店街へ向かいます。
あらゆるジャンルの専門書や雑多な雰囲気に興味が尽きません。
なかにはこれが売り物になるのか⁉︎と驚かせてくれるのも楽しい。
🔳ウィンナーコーヒー発祥の喫茶店 「ラドリオ」で一休み
それにしても、やっぱり暑い。
たまらず喫茶店で一休みすることにします。
古くからあるという喫茶店のひとつ「ラドリオ」へ。こちらもレトロな雰囲気が人気のようです。
せっかくなので、ウィンナーコーヒーとコーヒゼリーをいただいてみました。ゼリーのクリームにほんのりと洋酒の香りづけがされていて美味しかったです。
気になる本があったので一冊購入。100円‼︎
🔳ドイツ料理店 「放心亭」でもう一杯
興味のおもむくまま歩いていたら、いつの間に夕暮れ時です。こうなったらドイツの生ビールが置いてある「放心亭」でもう一杯です。
まあこれは、クラフトビール好きの夫の作戦成功といったところでしょう。せっかく彼のお休みですから、今日のところはよしにしましょう。
放心亭 (ビアゼンホウシンテイ【旧店名】ローターオクセン) - 神保町/ドイツ料理 [食べログ]
グラスも本格的なのが嬉しい。
アイスバインとソーセージ盛り合わせ、ロールキャベツで乾杯です。
🔳さいごに自分土産もひとつ
食後に三省堂に再びフラフラと吸い寄せられていきます。入り口近くに文具や雑貨などもおいてあり楽しいのです。
この日、ちょうど青森からきて出店していたこぎん刺し作家さんのブースに目が釘付けです。
あまりの作品の可愛らしさに小銭入れを一つ購入してしまいました。
見ているだけで幸せな気持ちになります。
夏休み初日。
よく歩き、よく飲みました。
まんぞく、まんぞくです。