数十年ぶりにおひなさまを飾ってみました
週末、実家のひな飾りを飾ってみました。
おそらく、数十年ぶりだと思います。
このひな飾りは、私が誕生したときに購入したということですから、半世紀も前のものになります。
調度品や装飾品は、ずいぶん色あせたり、ところどころ壊れてしまったりもしていました。
それでも、今の時代のひな飾りと比べると小ぶりでこじんまりとしたものですが、部屋の中が急に華やいだ雰囲気になりました。
仕事が忙しかったり、毎日気忙しく過ごしているときには、なかなかこんな風におひなさまを飾ってみようなどという気持ちにはなれませんでした。
押入れからは、祖父母から贈られたという日本人形の飾り(こういうの昔はたくさんありましたね。)や掛け軸などもいくつも出てきました。
もう遥か昔になりますが、自分の誕生や幸せを願ってくれていた人たちがいたということに思いをはせると、体の内側が満たされるようなあたたかい気持ちになりました。
いまは、その祖父母たちも皆亡くなってしまいました。年を重ねないと気がつけない感情もたくさんありますね。
両親と、たまたま遊びに来ていた姪っ子と一緒に飾りつけをしたこの時間を、大切に記憶しておきたいと思います。
春はもう少し先ですが、みなさんの回りにもたくさんの幸せがやってきますように。
それでは、また。