リビルディングセンタージャパン (上諏訪)
少し前になりますが、上諏訪にあるリビルディングセンタージャパン(通称 リビセン)を訪ねました。
リビセンの活動については、よくお邪魔するブロガーさんの記事ではじめて知りました。
解体される家屋からまだ使える古材や古道具を引き取り(こちらでは、救済=レスキューと呼んでいます)から販売まで行っています。さらに、店舗の一部でカフェも併設されています。
古い家屋をただ処分するだけではなく、そこにあたらしい価値を見出して再利用していく。その活動を自分たちだけではなく、賛同してくれる仲間をふやし、リビセンサポーターズとして各人ができる範囲でお手伝いをしていく。
そうしたなかで、それぞれの家の歴史や思い出にもやさしく、環境にもやさしくということを経営理念として起業されています。
アメリカのオレゴン州にモデルケースとなるリサイクルショップがあったとのことですが、日本でもその活動をひろめたいとクラウドファンディングでも資金を集め活動を広げられています。
当日、70代になる両親を連れて一緒に訪れてみました。
一階にはレスキューされた廃材が保管される傍らに、それらの資材でつくられた素敵なカフェがあります。二階、三階には古い家具や古道具、食器類が販売されるショップになっていました。
70代の両親の目線でみれば、身も蓋もないいい方をすれば、ここにあるのはガラクタばかりともいえます。なつかしいというよりは、なぜこうした物が売り物として置かれているのか不思議そうな顔をして店内を見て回っていました。
まさしく、その現象がこのお店のコンセプトなのだろうと思います。
一見、価値がないようにみえるものを拾い上げ、磨き、あたらしい価値を見出して送り出していく。こうした活動の先にみえてくるものがたのしみです。
私も、あたらしいモノよりも古いモノに愛着を感じる性質ですので、こうした活動が一地方ではじまっているのを知り、とても嬉しくなりました。
店内を見終わったあと、カフェでカレーをいただきました。
対応してくれた若い女性スタッフとすこしお話しさせていただきましたが、ワクワクしながらはたらいている様子が伝わってきました。そんな人に久しぶりに会った気がします。とてもすがすがしい気持ちにさせてもらいました。
また、これからのリビセンの活動にも注目していきたいと思います。
それでは、また。