ウブドでまったり 【ロイヤルピタマハ】
3泊4日でバリ島に行ってきました。
バリ島の元王族によって作られたというこのホテルは、確かにとてもクラッシックで重厚感ある雰囲気が魅力です。まさしくバリ絵画ブンゴセカンの世界観そのものです。
部屋は目の前にプライベートプール、その先にウブドの景観が広がっている開放的なヴィラでした。雨季にはいっていましたが、それほど湿度も高くなかったので、窓を開け放って鳥の声や雨の音を楽しんでいました。
気が向いたらプールで泳いで、飽きたらビールを飲んで一休みします。雨が降ってきても部屋に戻るだけなので気楽なものです。時計もなく、テレビもつけず、つかのまの非日常を満喫しました。
部屋で過ごすのも素敵ですが、ホテルの敷地内の散策はさらにおすすめです。どこに行くにも高低差がありますので少し大変ですが、あちこちに配置されたバリらしい石像や路地を歩いているうちに知らず知らず時が経っています。
ホテルが広いせいなのか他の宿泊者の方とすれ違うこともそれほどありませんでした。レストランもプールも貸し切りのような人の少なさで、どこに行ってもゆったりと過ごせます。
なかでも、一番気に入ったのは湧水プールです。泳ぐのには向いていない気がしますが(むしろ、沐浴向きでは)、近くの滝の水音とバリ島らしいお花やお供え物が美しく飾られた様子がとけあって時間を忘れてしまうようなヒーリングスポットでした。
雨季に入っているせいか雨は毎日降りましたが、それも植物や森をかえって生き生きとさせて、かえってみずみずしく美しさが増していました。
反面、自然が豊かなのでいつのまにか部屋の中にチチャックやカエルが入り込んでいて、ガウンを取ろうとしたらカエルがとびだしたり、夜中も鳴いているのにはちょっとドキドキしました。
このホテルのオーナー夫人は日本の方と聞いていましたが、宿泊最後の日の朝食時にごあいさつに来てくださりお会いする事ができました。クバヤを着こなす姿は貫禄がありましたが、意外にもかわいらしい口調と柔らかい雰囲気を感じさせれくれる素敵な方でした。
ホテルSPAもヒーリングマッサージメニューを体験してきましたが、後からジワジワと効いてくる感じで次の日は軽く筋肉痛のような状態でした。でも、SPAのスペースは新しくリニューアルされているようで、また違った雰囲気が楽しめますのでこちらもおすすめです。
いずれにしても、数日間でも水の音や虫や動物の声しか聞こえてこない空間、見渡すかぎりの熱帯の植物に囲まれて過ごす時間は、さすがウブドでした。
(良かった点)
・ゆったりとした時間を過ごせます
・ホテルの中を散策するだけでも、いろいろな植物や自然の姿に癒されます。
・予約するとお部屋で朝食をとることも可能です。(お料理は普通ですが)
・従業員の方はとても親切です。素敵な笑顔で対応してくれます。
(残念だった点)
・虫や動物が苦手な方には不向きかもしれません。ただ、何も悪さをする訳ではありませんし、ホテルの方も全力で対応しますという注意書きがありました。私たちは、そのままにしておきましたが...。
名の知れたホテルに比べると、サービス面ではローカル感が強いかもしれません。
でも、ウブドの空気を満喫できるという点では、とても素敵なホテルです。また、機会があれば行ってみたいと思っています。