ナチュラルクリーニング事始め
洗剤ってこんなに必要なの?
今までそれほど気にもとめてきませんでしたが、家の中には意外とたくさんの洗剤があります。
ざっと見回しても、台所用、洗濯用、お風呂用、トイレ用。その上、たとえば洗濯用ならおしゃれ着用や漂白剤、台所用なら食器用、油汚れ専用などといったように用途別に細分化していけばその何倍もあります。
「キレイを維持するためのモノ」に一体どれだけ囲まれて暮らしているのか。
おまけに、これらを「在庫チェックしては買い足す」という作業にどれだけ時間と労力とスペースを使っていることか。
そもそも、こんなに必要なの?
ナチュラルクリーニング事始め
もっと、「ひとつで何役」っていうような洗剤はないのだろうか。
そこで思い出したのが、「クエン酸」や「セスキ炭酸ソーダ」などを使ったナチュラルクリーニングと呼ばれる方法。
これまでも試したことがないわけではありません。
でも、続かなかった。
なぜなら面倒だったから。
それに、分かりやすい効果がなかったから。
それでも、環境にも負荷をかけることが少ないというのはやっぱりとても魅力的。
もう一度調べてみました。
こうしたナチュラルクリーニング術にたけた先人は山ほどいて、そうした方の家にはすでに塩素系洗剤すらないと書かれている。
そんなことは出来るのだろうか?
家の中の洗剤を思い出して考える。
しかし‼︎
ひとつでも減らせるのなら、それだけでもやる価値はある。 ひとり力強く決意したのでした。
準備したのは3つ
早速、見よう見まねで用意してみたのは「重曹」、「セスキ炭酸ソーダ」、「クエン酸」の3つ。
まずは、水を加えた「セスキ水」と「クエン酸水」を作ってみました。スプレーボトルに入れて完成です。
◆セスキ水
- セスキ炭酸ソーダ 小さじ1
- 水 500cc
◆クエン酸水
- クエン酸 小さじ1
- 水 200cc
ついでに家にあったハッカ油を数滴加えてみました。ほんのりと清涼感のあるミントの香りがしていい感じです。
重曹は使うたびに重曹ペースト(重曹3:水1)として使います。
「安全」であることへの安心感
後片付けが終わったキッチンのシンクやコンロもシュシュッとお掃除。
電子レンジや冷蔵庫などの家電製品は直接スプレーしない方がいいそうなので、スプレー水をキッチンペーパなどに染み込ませてお掃除。
スプレーボトルを数本用意し、キッチン回り、洗面台、お風呂、トイレ、リビングの壁紙などあらゆる場所に試してみます。
(但し、セスキや重曹はアルミや銅、漆製品は不可などの注意事項があります。あらかじめ注意書きの確認をお願いします。)
確かにステンレスがピカピカしてキレイになった気がします。
なにより安全であること、自然にもやさしいと思うと安心して使えます。
最初に効果があらわれたのはお風呂場の鏡
掃除を始めてから劇的に効果があったのはお風呂場の鏡でした。
うっすらと白っぽく曇ってしまった鏡の汚れ。
お風呂用の洗剤ではまったく落ちませんでした。
バスタブ掃除のついでにスプレーしていた2日目。
「あれ⁉︎ もしかしてキレイになってる‼︎」
本当に効果があるのかもしれない。嬉しい‼︎
洗濯にも使ってみた
気をよくして、洗濯用洗剤としても試してみました。
◆洗濯に使用する場合
水30リットルにセスキ炭酸ソーダ大さじ一杯くらいが目安
(注意:多すぎるとベタつきます。)
ちょうど、3週間くらい試してみたところです。
こう言っては何ですが、正直いいのかどうかよく分かりません。
すでに薄物の季節ですし、軽く汗ばむ程度でそもそもそんなに汚れがあるわけではないので判断しかねるのです。夫に至っては洗剤の変化に気がついてもいません。
したがって、消去法ですが「問題がないため問題なし」と判断しています。
しばらく続けながら様子をみたいと思います。
上手くいかないことも
なかには思うようにいかないものもありました。
例えば、鍋の焦げつきやえり汚れ。重曹ペーストやセスキ水スプレーを使ってみましたがどうもイマイチ。
他にも重曹は歯のホワイトニングにもよいと書かれたものもあったので恐る恐る試してみました。(注意:食品用になるものとならないものがあります。)
確かに、歯医者さんの定期検診で仕上げに噴霧されるのと同じ味がする。要は、しょっぱかったのです。
でも、あるHPでは研磨力が強すぎるので歯の表面を削ってしまうということがあると書かれている記事もありました。これは慎重にした方が良さそうです。
まだまだ試行錯誤が続きます。
少しずつ生活習慣を変える
まだ始めてから一ヶ月あまり。
まだまだ使いかけの洗剤もあるため目に見えては減りませんが、とりあえず、お風呂用の洗剤が我が家から消えました。
今度こそ、本当にナチュラルクリーニングを生活に取り入れることが出来るのか、これからも試行錯誤が続きます。